ココナッツオイルの脂肪分の50%は、自然界で発見されるのが珍しい
ラウリン酸という物質から成り立っています。
ラウリン酸は、母乳にも含まれる免疫力を高める奇跡の成分と言われており、
このラウリン酸含有量が最も多いのが、ココナッツオイルです。
ココナッツ製品に依存した食生活を
送るポリネシアン住民の間では、
高い脂肪分摂取にも関わらず、
健康的でバランスがとれており、
心臓病がほとんど存在しないという
研究結果が報告されています。
HIV末期と診断された男性が、
密林で暮らす部族と寝食を数ヶ月
共にし、ココナッツばかり含まれる食事をして戻ったところ、ウイルスがほとんど検知できない値まで
下がったという事例もあります。
欧米では、てんかんの治療方法として確立されているケトン食事療法の一つ、
中鎖脂肪ケトン食は、がん治療に対しても有効であると言われています。
ケトン食療法は糖・炭水化物を減らし脂肪を増やした食事で、
脂肪が分解されてケトン体が体内で作られ効果を発揮します。
がん細胞は、ブドウ糖(糖質)をエネルギー源にして成長しますが、
身体にとって、 脂肪(脂質)と蛋白質とビタミンとミネラルは 必須ですが、
糖質だけは必須ではありません。
エネルギー源として使いやすいので糖質が主食になっていますが、
正常細胞は脂肪をエネルギー源として利用できるので、糖質は無くても困らないのです。
糖質を断ち、がん細胞だけを選択的に兵糧攻めにして死滅させ、 増殖も生存もできなくさせるという原理です。
ここで、肝臓ですぐに分解される中鎖脂肪酸を利用すると、
脂肪の割合を60%程度に減らし、糖質を1日40g程度摂取してもケトン体を大量に産生することができます。
この 中鎖脂肪酸ケトン療法に最も適しているのが、ココナッツオイルなのです。1日に40〜80gを摂取します。
日本では、最近、モデルのミランダ・カーがココナッツオイルを愛用しているということで
美容に良いと話題になっていますが、 健康にも抜群の効果が認められたスーパーフードです。
「オイル=身体に悪い」という刷り込みは大きな間違いです。
身体に良いオイルと悪いオイルがあるのです。
身体に良いココナッツオイルは、コールドプレス製法で抽出された未精製のココナッツヴァージンオイルで、ココナッツの香りが漂います。
ココナッツの香りがしないと謳っているオイルは、精製されたココナッツオイルで、
性質が変わっています。栄養価や融点も異なります。
効能が注目されている身体に良いココナッツオイルとは別種のものです。
コールドプレス手法で抽出された未精製のココナッツオイルを選択してください。
大抵の場合、ココナッツヴァージンオイルと記載されています。
ココナッツオイルは、融点が25度ぐらいなので、日本では、夏以外、常温では、固い状態です。
未精製のココナッツオイル、ヴァージンココナッツオイルは、固形時は、白色ですが、液体時には、無色透明です。
温かいコーヒーに加えたり、エスニック風味の炒め物や
シチューに利用したり、バターの代わりにトーストに
ココナッツオイルとハチミツを加えたり、植物油の代わりに、
ぜひ、ココナッツオイルを毎日の食習慣にも取り入れてください。